どうもHouichiです。絵の指導や芸大美大受験、美術高校受験の指導をしています。
絵画教室で大学受験を考えている場合はそれなりの決意と準備が必要ですが、闇雲に練習しても
あまり効果がありませんよね。
また絵画教室で美術大学の受験対策をするときに
犯しがちな失敗を知って対策をすることで合格につなげることが出来ます。
ではどんな失敗があるのか見て行きましょう。
・自分に向かない専攻を選んでしまう。
・自分の受ける専攻だけについて学ぶ
・教室でしか絵を描かない、
或いは自分の専門について調べない、学ばない
・自分に向かない専攻を選んでしまう。
これはどう言うことかと言うと、自分が憧れていて、好きな専攻を
選んだけれど、内容が自分に合わない場合に起こってしまう。現象です。
つまり、たしなむ分にはいいが、自分の気質に合わない専攻を選んでしまうことです。
憧れだけで専攻を選んでしまうと、大学に受かりにくかったり、入ったはいいけど、
あまり取り組む気にがなくなる確率が高くなります。
私自身に当てはめて言えば、受験時代にデザイン科のデッサンに憧れたり、
デザインの色彩構成が魅力的に思えたりする時期がありました(今もありますが)。
けれど、いざ自分がそのように描いてみると、思うように出来なかったりしたんですね。
(練習を重ねれば、苦手な部分も上達します。)
気質的には造形寄りで、絵画的な雑多さがある方が自分の性質に合っていたんですね。
私の場合は、受験生になる前に切り替えられたので良かったのですが、もしそのまま憧れだけで受験をしていたら、
あまり自分の実力を発揮することができなかったかもしれません。
特にデザインと工芸は同じ受験方式の大学が多いですが、制作の方向性は少し違っていて、
受験生の中にデザインが良いと思っていたけど、工芸の方が自分の性質に合っていたなんてこともあります。
なので、受験する専門分野は憧れと得意の両方、あるいは得意か、
性質が合っているかどうかで判断する方が良いでしょう。
・自分の受ける専攻だけについて学ぶ
自分の受ける専攻だけについて学ぶことは、短期間の場合は悪くはないですが、
最良の選択ではありません。専門分野だけに絞ると、美術の場合は表現の広がりが減っていくんですね。
また選択する専攻で制作する作品は多くの場合は他の
分野から学んだことから影響を受けているものです。
そう考えれば興味のあることは役にたつ立たないに関わらずどんどん学んでいく方が
結果的に自分の専門分野を豊かにしてくれます。
また自然の観察も大切です。昔から、多くの作品やデザインは自然の観察からヒントを得て来ました。
自然を模倣した絵画や、デザインで取り入れられている人間工学も自然研究の成果です。
・教室でしか絵を描かない、
或いは自分の専門について調べない、学ばない
受講中や教室にいる時しか絵を描かないのは少しもったいないことです。
いずれ美術やデザインのプロを目指す目標があるのなら、授業以外でも
自分の受験したい専門分野について調べたり、絵やデッサン、クロッキー、スケッチの
練習することで受験合格の確率が高くなります。
延いてはプロとして活動できる可能性を広げてくれるでしょう。
絵画教室や美術予備校に通う時以外にできることはたくさんあります。
例えば、好きな作品の画集を借りたり、買ったりして見ることで、
見識力を高めることができます。
また印刷して、部屋の壁に貼り付けることで、
作品が日常の一部になり、より制作意識を保つことが簡単になるんですね。
他には、展覧会に行ったり、コンビニや百貨店などで商品のデザインを観察するなど、
様々なアプローチで自分の知識と体験を増やすことができますよね。
またデッサン力を上げたいなら、電車などに乗る人なら、人物のクロッキーなどができます。
もちろん、描かれるモデルの人が嫌がらないことは把握する必要がありますが、、、
芸大美大受験を考えている場合は以上のことを知っていおくことで、
悔いのない受験対策ができます。
美大受験は様々な要素が総合的に関わり合って、
成功できるものです。事前に知っているかどうかで、差がついて来ますので
しっかり対策していきましょう。
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