どうも講師のHoichi(鵬一)です。
今回は空間の出し方について考えていきます。
デッサンや絵を描く時は空間がだせると楽しいですよね。
でもどうしても明暗や立体感が出ずに空間が出ななんてこともあるかと思います。
でも初心者の場合は明暗以前にあることに意識が回っていない可能性があります。
それは何かと言うと、「線です」
では具体的にはどう意識すると空間が出るのか。。。
あ見ていきましょう。
目次
・空間表現は線の重なりが大切
・線の種類を意識しよう
・絶対にダメな線の使い方
・空間表現は線の重なりが大切
線の重なりは空間の表現でとても大事です。
なぜなら、線の重なりがそのまま空間を説明するからです。
線で絵を描く場合、その線を使って形を表現していますよね。そ
その時に線の重なりが形と形の前と後ろの関係を表しているんですね。
つまり、うしろの形の一部が前の形の後ろあって遮られている状態です。
この見えたり見えなかったりしている状態をうまく活用することで前後の関係が見えてきて。
空間に見えてくるんです。
これは影や色を塗って線画見えなくなっても、線の重なりを意識することは必要に
なってきます。
これをうまく活用したものが漫画やイラスト、アニメです。これらのメディアは線を重要な要素
として描かれていますよね。
私自身も、小学校から中学まではよく漫画を読んでいたのですが、線で書かれていながら、
なぜか画面に空間を感じていたのを覚えています。
・線の種類を意識しよう
線の種類は上げるとキリがないですが、大まかに分けると曲線と直線、太い線と細いせん
に分けられます。
また今回は空間を出すというテーマで考えているので、ここでもう一つ方法を挙げるとすると
やっぱり、線の太さと線の濃さで緩急をつけることがポイントになってきます。
例えば太い線や濃い線はなんとなく手前に見える気がしますよね。
また影側など暗い部分を表現するのにも適しています。
逆に細い線や薄い線は奥に見えたり、明るい範囲を描くのに適しているのが
感覚的にも理解できそうですよね。
この様に線の太さと濃さでも十分明暗と空間の表現ができるわけです。
・絶対にしてはいけない線の使い方
線で空間が表現できることは分かってもらえたと思いますが、もう一つ絶対にしてはいけない
線の使い方もあります。それが線と線が同じ方向に重ねて描いてしまうことです。
具体的には手前のモチーフと奥のモチーフの輪郭が縦か横の線が完全に重なってしまうことです。
これは感覚的にわかると思いますが、平面でこれをやってしまうと本当に平に見えてしまって、
空間を大いなしになってしまうんですね。
部分的に多少線が被っても問題は大きくないですが、できるだけ避けたいものです。
線が重なるぐらいなら、完全に後ろのモチーフの輪郭が手前のモチーフの後ろに隠れるか、
モチーフ同士をしっかり離してやることで、こういった問題を無くしていくことができます。
さて線も空間を意識すれば、いろんな解釈ができることが分かってきましたね。
闇雲に線を引くのではなく、線の重なりや強弱を意識していくことで、やがて思い通りに
絵を描くことができるようになります。ぜひ参考にしてみてくだい。
最後までありがとうございます。楽しい1日をお過ごしください。